ちょっと間が空きましたが最終レビューをば。最後に複数台構成を組んで、Wordpressでも動かしてやろうかと思ったのですが、ここにあるような構成は当然VPSとかハイブリッドサーバ(デュアルコアVPS)でもできると思ってたんだけど、できないらしい。ほとんど前面に出てない(物理)専用サーバの事でした。
仮想ファイアーウォールとか、仮想ロードバランサーはいらないまでも、仮想NIC追加してローカル接続くらいさせて欲しかった。たとえばお申し込み時のみ承りますでもいいので(=同一物理ホスト間に限るという運用)実現して欲しいでーす。と伝えておいた。
というわけでグローバルIPでNFSはってみた。ベンチ専用。
僕はあまり知識がないので最近はそうでもないんだよという意見があれば欲しいんですが、NFSってセキュアな実装じゃなかったはずなので、生データが共用ネットワーク回線上にながれるとおもうので、あくまでベンチマーク専用です。
147MBのとあるzipファイルをNSFはった別マシンのディレクトリにcpした場合。
318MBでファイル数が多い場合(ファイル数3万弱、フォルダも含めると11万4千)
ローカル:time cp -r images /tmp/images2 → 3m31.562s
NFS:time cp -r images /mnt/hoge/images2 → 7m31.511s
というわけで、単発なら約25MB/s = 200Mbpsなので、ほぼローカル接続並というか結構いい数字出ていました。仮想も含めネットワーク周りは詳しくないので実際どういうパケットの流れかわかりませんが、宛先MACアドレスへ最短経路を通るようになってるんですかね。
関係ないけどcPanelもお勧めです。
先日1件正規契約したとかきましたが、月$15のcPanelオプションをつけたんです。これがなかなかよかったです。
Pleskよりはやや劣る感じがしますが、それでも必要十分な機能がついており、WHMという管理側パネルでは、ApacheとPHPのコンパイル(!)も各種オプションをウィザードで選択するだけでできちゃいます。
yumでやってもいいんだけど、GUIは便利。phpのバージョンや、DSOをどうするか。マルチバイト系はiconvかmbstringかみたいないろいろオプションが選べました。また再販のパネルもあり、料金プランを作って共用サーバを運営することも可能です。
もちろんレンタルサーバ屋にならなくても、知り合いとかにSSHがつかえる共用サーバとして割り勘で使うのも便利そうです。
総括
PointRedはこの値段でこのインフラを使えるのですごくお得な感じがします。ディスクは少ないですが、ハードが冗長化されてる分安心ですし、「日本から一番近い米国」にデータセンターがあるので、米国のサービスのAPIを叩きつつ日本のユーザーにサービスを提供するなんていいと思います。
- メリット
- AmazonEC2とちがって日本語サポート
- さくらの専用サーバと違い、負荷が上がればスケールアップ(上のプランに移行)できる。ダウンはできない。
- 使えるネットと違いVPSの親機が完全多重化されてるので安心
- Plesk系と違い、yumが使える
- デメリット
- Amazon、使えるネットみたいにローカル接続できない
- Amazonみたいにすぐ使える感じじゃなく1ヶ月契約
- 米国のサーバ内では最速クラスのネットワーク遅延だけど、そりゃ国内鯖の方が近いので、国内限定でネットワーク重視のサービスには向いていない。
- さくらエントリーと比べるとディスク少ない
こんなかんじです。55ドル位のプランも使ってるんですが、WEBアプリを動かす限りさくらエントリーとの体感差はほぼありませんでした。PHPMyAdminとか動かしてても、米国鯖とは思えないレスポンスのよさです。
そんなかんじで、PoiuntRedはなかなか好評価でした。アフィリエイトがないのが残念ですがお勧めしておきます。
http://www.pointred.jp/
次はホワイトクラウドあたりをレビューしたいですね。中の人オファー待ってますw