先日のVPN記事を書いて、僕は(アフィリエイトを条件にタダで使っている点を差し引いても)使えるねっとを結構気に入りました。ただ、当初のAmazonEC2の代わりという目的ではなく、専用サーバの代替によさげだなと思いました。
Plesk 9 なんですよ。
使えるねっとの本質って言うのは、Pleskを本気で活用している所なんだと思います。僕は去年一昨年と使えるねっとの一番安いプランを使ってきたユーザーなんですが、正直あんまり良いイメージはありませんでした。たぶん、fc2とかweb keepersで980円VPSを使っている人も同じ印象だと思います。
その重さのせいで見えていなかったことと、公私ともに(仮想)専用サーバの管理を安く楽にあげたいという気持ちをPlesk最新版(9.2)がほどよく満たしてくれているのが一番の強みだと思いました。
なので、もしかしたら使えるねっとじゃなくてもPlesk最新版のはいってるVPS業者ならどこでもいいのかもしれません。正直なところ。(使えるねっとの人が読んでるといけないので補足しておくと)ただ国内ではPleskありますと言う業者はあっても、最新版じゃなかったり、VPNや複数コアなどのエンタープライズな機能が使えていないので、いまのところ使えるが僕の中では一番の選択肢です。
Plesk9.2の新機能は:http://www.parallels.com/jp/products/plesk/new/
追記:少し調べた感じだと、WebKEEPERSとかCPIとか、ServerQEENとかwillnetとか、バージョン8.6でした。
http://vps.1strentalserver.com/ はPlesk9ってかいてました。
Pleskははじめ少し取っつきにくい
Pleskが嫌いだった理由に、とっつきにくさがあります。高機能な分、予備知識がないと目的の機能にたどり着くのに迷子になります。
- 置き場所による分類
- 以下Pleskの中身を目的で分類
- サーバ全般に関する設定を行いたい
- あるドメインに紐付く機能を設定したい
- 再販したい
- 代理店アカウントの作成
- 顧客アカウントの作成
このように、Pleskは目的別で使えるようになっているのでばりばりカスタマイズしたい人は邪魔なのでなくても良いですが、たとえば、Apacheの設定はやったことあるけど、Postfixでバーチャルドメインの切り方ちょっと自信ないな、とか、複数IP割り当ててSSLいちいち設置するの面倒だな。とか、自分の得意分野ではないサーバ管理を全部GUIでこなせるので、手軽に高性能なマルチドメイン環境を使いたい人にはぴったりだと思います。
特に、MTの再構築がしんどいけど専用サーバを管理するのはムリとか、逆にHadoopを気軽に試してみたいとか(複数台構成)、本番機は専用サーバだけど、開発機をLAMPが動けばいいから明日までに用意したいとかのときに、便利だと思います。