ViewSonicの天井投影可能なモバイルプロジェクターM1+_G2を買ってみた。変わった機種名なのは、M1という機種がもともとあり、そこにAndroidやWiFi対応を載せたM1+があり、それの第二世代ということのようです。同じAndroid入りプロジェクターの中では、価格、デザイン、明るさのバランスが良いと感じ購入しました。
ひとまず開封とソフトウエアについてレビューします。
開封・本体サイズ
黒い質感の良い箱に入っています。
開封したところ。不織布ケースがついています。サイズ感は厚手の手帳サイズ、あるいは小さなお弁当箱サイズといったところでしょうか(隣にあるのはiPhone SE)。丸みを帯びており非常に持ちやすいです。
裏面には3脚用のねじ穴があります。ちゃんと技適マークもあるあたりが安心してレビューできます。
早速投影してみます。ひるまで遮光カーテンを閉めた部屋では十分な明るさがあります。WiFiに接続するとファームアップデートが2回走りました。1.0.5になりました。
そこからいろいろ試したのですが、取り忘れました。Huluアプリでデバイス情報をみたところ。Android 6.0 Marshmallow(MRA58K)で、CPUはarmv8でした。
APKの導入は可能だがGoogle系はおそらく不可
これのせいで5回くらい工場出荷時にリセットしているのですが、Google Play Storeの導入は難しそうです。谷歌安装器を使ってもGoogle サービスフレームワークが無限終了ループで操作できなくなってしまいます。
その結果、動作可能な主な動画アプリは以下の通り
- Netflix(最新のバージョン7系でなく4系)
- Amazon Prime video(おそらく最新)
- Smart Youtube(OSSのYoutubeアプリハック)
- Abema / ニコニコ
日本版HuluはAPKを拾ってきてインストール可能なものの、動画が再生できず。Google 開発者サービスに依存した何かを使っている模様(これをインストールするとHuluもつられてアプリが終了する)
Androidが6.0なのに加え、Google開発者サービス・サービスフレームワークが動作しないのはなかなか厳しそうですね。
WiFiミラーリングは安定・iPadは相性悪い
Android部分は無視して、WiFiミラーリングを試してみました。当初iPad Proから試していたのですが、画角の相性が悪いのか、WiFi/HDMIともに安定しませんでした。iPhone SE / Pixel 4からは安定してミラーリングすることができ、1時間程度動画を再生しても、突然終了するようなことはありませんでした。
その他、電池の持ちは十分、音質もサイズからするとharman kardonだけあって及第点、bluetoothスピーカーにもつながります。ファンはそれなりに聞こえるがプロジェクターなのでこんなもんという感じでした。
バッテリーの持ちも2時間前後のかんじで、長めの映画だとエコモードにしないと厳しいかな、という印象でした。USB-Cから充電はできるのですが、30W以上が必要かつ、どうも充電速度が遅いようなので引き続き検証してみます。
USB端子は1つなので、APK操作を行う場合は、マウスキーボードが一つのドングルで操作できるものを用意しておくと便利でしょう。試していませんがおそらくBTキーボードマウスも使えると思います。
天井や壁に向けるときに、いままでのモバイルプロジェクターだと微妙な角度を調整するのが大変だった点が解消されているので、満足度としては非常に高いと思いますが、変なAndroidガジェット好きな皆様には、以下のような製品の方が向いているかもしれません。