PointRedを使ってみて、いろいろ用途を考えていたのですが、最近よくありがちなTwitter連携とか、同じ海外VPSとしてAmazonEC2と比較しつつ、国内からのアクセス速度との違いも見てみないなーと思っています。あとは設備以外のソフト面ですね。
ひとまず例の世界中からのアクセス速度チェック
こんな感じです。このサービス複数回実行するとキャッシュがきいてしまうので、あまり何秒という数値は意味がないのですが、世界中どこからアクセスしてもそんなに変わらないのがいいですね。日本ーヨーロッパとか、米国ー中国はどうしても遅くなりますね。それでも対象のファイルを50kb以下にすれば中国のアクセスも0.3秒だったので、応答時間は気にするほどではないようです。
Twitter.comへのアクセスが尋常じゃなく早い。
ほかに実用的なベンチはないかなーとおもってたんですが、最近botを書いたりしてTwitterにアクセスする人が多いのではないかと思うので、Twitterへのアクセス速度を測ってみました。
方法は、
time curl http://twitter.com/
を10回ほど実行してその平均値をみます。以下はその結果です。
環境 | PointRed | AmazonEC2small | AmazonEC2medium | ローカルMacBook |
ping | 12ms | 76ms | 77ms | 140ms |
curl | 190ms | 441ms | 399ms | 320ms |
えーおそらく日本からのアクセスがAmazonより早い理由は、CDNなのかもしれませんが、Amazonより速いのはおどろきでした。EC2ユーザのひとはちと試してみてください。時間帯によって速度は異なると思いますが。
で、それよりも倍以上早いのがPointRedです。では、Amazon s3へのアクセスってどうなの?とおもいやってみました。こちらはLength: 3217546 (3.1M) [application/pdf]のwgetダウンロードです。
環境 | PointRed | AmazonEC2medium | ローカルMacBook |
最小 | 2.9s | 0.2s | 16s |
最大 | 3.6s | 0.4s | 23s |
平均 | 3.4s | 0.3s | 19.5s |
やっぱりAmazon同士の速さは異常ですね。ローカルIPで接続してるくらい速い。それでもPointRedはAmazon外のサーバながら国内からの5.7倍の速度でダウンロードできるので、AmazonのEC2よりコストパフォーマンスを求めてて、でもs3とかも活用したい、しかもどうせ常用するからEC2じゃなくていいよって人にはいいかもですね。
smallインスタンス相当で考えると、CPU1コア、メモリ1GB、HDD40GBのプランでだいたい5000円/月くらいです。メモリ・HDDはEC2smallの方が多いですが、CPUは断然PointRedの方が速いです。
後はソフト面ですね
申し込みから開通までは速い
トライアルはともかく、別で1台マジ契約してみたのですが、夕方クレジットカードで申し込んで深夜4時には開通していました。しかも標準構成でなくcPanelつけてみたのに。12時間くらいですかね。これなら全然問題ないです。もちろん保障値ではなく実績値ですが。
死活監視とか、一次対応オプションはない
ここは本当にインフラ屋さんに徹しています。なのでハードとネットワークはばっちり管理してくれますが、そこから上、VPS上でログの設定ミスってHDD圧迫して死亡とか、MySQLのえぐいクエリがたまってLAが150とかあり得ない数字出してもチェックはしてくれないです。ただしサポートフォームから要望を出せば再起動はしてくれます。また、初期100ドル月100ドル払うとマネージドサービスになり、死活監視をやってくれます。とはいえ月$100ってVPS代より高いじゃねーかw
Twitterでクーポン配布してます。
mention出しても返事くれないけど、めちゃお得な感じです。
Point Red クラウドサービス (PointRed_J) on Twitter
あと、質問してみたのですが、現在Web上で行っている最大60%オフに関しては、ライフタイムディスカウントなので、要するに解約するまではあの値段で使えるようです。IIJのインフラが使えてこの値段はやっぱり海外サーバのすごさを感じますね。
次は複数台構成におけるベンチマークをやってみたいと思います。