ku-sukeのブログ

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副業している人も普通に会社の年末調整やっていいよ

複数のSlackでこの話題を見かけたので書いてみた。参考になればと。

免責:当方は6回くらい確定申告をしただけの一般人なので、本記事はあくまで個人の経験を書き記したものです。税務に関するアドバイスには法律に基づき専門の資格が必要ですのでマネフォとかfreeeに対応している税理士をそれぞれのサービスから検索するか、今この空いている時期にお近くの税務署にいくとめっちゃ優しく教えてくれます。あと間違った認識があればブコメでそっと教えてください。

とりあえずざっくりこれを見て

このブログを見るようなIT系の会社員で副業したんだけどどうすればいいんだ??という人は、まず概念だけ覚えて帰ってください。これは年収500万とかの給与収入と、年間100万くらいの副業収入(業務委託契約)がある人を想定しています。

 

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 副業している皆さんのための年末調整と確定申告の関係性を表した図です。漏れもあるし必ずしもやっていない人もいると思うので(とくに控除回り)そこは無視してください。

ようは、年末調整をいつも通り会社にやってもらって、その結果(源泉徴収票)と副業の活動などを確定申告であわせて入力・提出するという感じです。

 

 

以下おまけ

年末調整とはサラリーマンのための税務効率化施策

税徴収大変だから、会社である程度やってくれよーという我が国の制度が年末調整です。

終戦後の昭和22年、税務署職員の不足などから給与所得者については、源泉徴収だけでなく、会社が年末に扶養親族などの所得控除を計算して、税額の精算手続きまで行うことが決定されました。 これが、現在の年末調整の始まりです。

年末調整はいつから始まった? | 杉山会計事務所 | 代表税理士 杉山博

 そのため、会社の総務の人がいろいろとこのあたりの処理を業務としてやってくれるので、利用して問題ありません。感謝して、提出物はきっちり耳そろえて締め切りまでに用意してあげましょう。

年末調整では、超簡単に言うと「給与」から一定割合「税とか社会保険」を毎月引いてきたけど、国が認めてる経費みたいなもの(「控除」といいます)がある人には、その分を会社で計算して返すよという調整が行われます。なので、扶養家族がいたり保険に入っている人は、12月の給与が少し多いんですよね。

年末調整で控除した分は源泉徴収票で登録できるので安心して

会社に保険の控除資料だしちゃったけど、確定申告のとき困らないのかな・・」とか僕も最初は悩みました。

結論、大丈夫です。

2,3か月後に訪れる確定申告のために年末調整が完了したことを示す源泉徴収票をなくさなければ大丈夫です。

源泉徴収票には、そういった給与所得、税や社会保険、控除が記載されています。そのため確定申告時にそれらを入力欄に埋めるだけで大丈夫と僕も税理士さんに言ってもらって安心しました。

何をどっちで控除するの?

この図で控除がものにより分かれているのが気にある人もいるかもしれません。単純に可能な限り年末調整に寄せたらこうなったという図になります。

  • ふるさと納税に関しては、確定申告をする人はワンストップ制度が利用できないため、確定申告時に入力することになります。
  • 住宅ローン減税は、1年目は確定申告しないといけない決まりなので、確定申告します。2年目からは年末調整用の書類がもらえるのでそれを添付します。

なので、会社で既に制度がある控除はできるだけ会社でやってしまって、それ以外を確定申告でやるとよいかなーと個人的に思います。

 

それ以外の〇〇はどうなってるの?という質問に関しては、お金に余裕がある人は税理士(年内に利用すればそれも今年の経費にできる)に質問するか、税務署に行ってください。

それではよい年末調整ライフを!