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技術書典 5にサークルだします。「.mdで薄い本が書きたい!」

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10/8(祝)に池袋で開催される技術書典というものに初めて参加するのでエントリを書きます。

技術書典とは

技術書典とは、技術的な同人誌やグッズを頒布してワイワイする場のようです。

技術書典とは

新しい技術に出会えるお祭りです。
技術書典は、いろんな技術の普及を手伝いたいとの想いではじまりました。
技術書を中心として出展者はノウハウを詰め込み、来場者はこの場にしかないおもしろい技術書をさがし求める、技術に関わる人のための場として『技術書典』を開催します。 

https://techbookfest.org/

 サークル参加は初めてなのですが、というか一般参加もしたことないしコミケにもいってことないので、ドキドキですががんばります。

「.mdで薄い本を書きたい」をだします。

MarkdownでPDF製本までたどり着くことを目的とした薄い本を出したいと思います。つまりその本自体をMarkdownで書くということですね。

執筆環境はいろいろあるのですが、同人誌の場合Word、Re;viewあたりが多くて、MarkdownInDesignが少数という感じでしょうか。

自分の場合は商業誌の経験はあるのですが、ちょっと特殊で、ハイパー編集者に丸投げでなんだったら日本語部分ほぼリライトしてDTP工程に渡してくれるのであまりノウハウがありません。それでも納期を2年くらいぶっちしたこともあるくらい、書籍を書くというのは大変な行為だということくらいは知っております。

前置きはともかく、今回はMarkdownにしぼった技術同人誌PDF生成サービスを題材に本を書いてみようと思います。そんなサービスが完成するのかはわかりませんが、この分野には先人がたくさんいるのでいろいろと調査した事をまとめていきたいと思います。

 

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(生成したPDFをさらに日光企画のトンボテンプレートに合成するテスト)

Markdownで執筆すると何が起こるか

メリット:どこでも書ける。何だったら過去の資産も利用しやすい

Web系を中心にエンジニアのみなさんはいたるところでMarkdownを書いていると思います。Qiita、Kibelaesagithubなどなど。Confluenceはしらん。

またエディタも多くのものが対応しているため、書く環境を選ばないという点が大きいと思います。

デメリット:方言が多い、表現力が乏しい

Markdownといっても、現状最も使われているのはGithub flavored MarkdownとよばれるGithubが拡張したMarkdown形式だろうと推測されます。表が使えたり、注釈が使えたりいろいろな拡張があります。Gitlabにいたってはめちゃくちゃ拡張があって、それもうMarkdownでやる必要ある???みたいなかんじです。

翻訳 GitHub Help - GitHub Flavored Markdown

Markdown | GitLab

とはいえ、拡張を施さないと、数式や表、注釈、UMLとかもふくめエンジニアの方がよく使う表現すら簡単には埋め込めない状況です。

つまり、表現力を犠牲にして拡張すれば他のMarkdown記述サイトとの互換性が失われ、著者の学習コストが上がる。拡張しなければ表現力が乏しい(あるいはHTMLで無理やり拡張することになる)というジレンマがあります。

これらをいろいろ調べた結果、まずはGFMから始めて注釈と数式あたりを対応する予定です。

HTMLにしてPDFを生成する

さて、そうやって出来上がったMarkdown原稿を本にするためには、PDFなどの印刷所入稿に適したフォーマットに変換する必要があります。

一般的な印刷所で受け入れているPDFは、PDF/X-1aなどと規格が決まっており、なんだかんだで商用の変換エンジンを使わないと作ることは困難です。

ですが、同人誌ということで、まずはセブンのマルチプリント機、キンコーズでフォントの再現も含めて正常に印刷できることを目標にすればそれなりに何とかできそうです。

そのうえで、同人慣れしている印刷所さんにフォーマット確認しながら入稿していけば「.mdで薄い本を書く」という目標が達成できるのではないでしょうか!! 

 技術書典 5 [こ38] で僕と握手!

もし締め切り通り無事出せたら当日ぜひお会いしましょう!

GDPRの簡易対応に使えそうなコンセプト実装

これはなに?

5/25に施行されたGDPR対応めんどくせーなー、個人とか零細企業とか26億円の制裁金とかどうせ払えないしヨーロッパの滞在者相手にしてないし放置したい、、でも多少対応しているところ見せたい。。。というときの補助になるサンプル実装です。


JSを張り付けるだけでGDPR対象の欧州からのアクセスかどうかを判別できます。

 

<script type="text/javascript" src="http://gdpr-demo.ku-suke.com/gdpr.js"></script>

 

EU域内からアクセスすると、
window.accessFromEuro = true;

それ以外は
window.accessFromEuro = false;

というプロパティを埋め込みます。それを利用して欧州からのアクセスはGAや広告タグを発火させないなどの対応が可能になります。

 

実装方法

AWS route53のGeolocationレコードを使用しています(EU指定)。EUアクセスの時は個人で借りている共用サーバからtrueを返すJSファイルを、それ以外の時はAmazonS3からfalseを返すJSファイルを返却しています。

実装してから気づいたけど、HTTPSにするの面倒なのでroute 53じゃなくてCDNでやればよかった。。。

 

免責事項

EUの判別はroute53の設定に依存しているので、GDPRの法的根拠として適合する保証はありません。
また、コンセプトコードのためそのうち停止します。

 

GDPR参考記事

dev.classmethod.jp

fujii-yuji.net

 

欧州GDPR全解明 (日経BPムック)

欧州GDPR全解明 (日経BPムック)

 
Q&Aで学ぶGDPRのリスクと対応策

Q&Aで学ぶGDPRのリスクと対応策

 

 

フィリピンビーチの物売りに学ぶマーケティング

フィリピンのボラカイ島というところに夏休みに行ってきた。

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息子氏、魚と戯れてご満悦

楽しい話もたくさんあるんだけど、そういうのはfacebookに書くとして、このブログでもよく書いてた値付けやマーケティングの話をメモっておきたい。

とにかく値段を吹っ掛けられる。勝手に課金される。

ほかのアジアリゾートも何度かいってるので、タクシーがメーターちょろまかすくらいは覚悟してたんだけど、想像を上回る勢いで財布が狙われた。

空港でタクシーの呼び込みがすごい

Uber/Grabはよさそうということでインストールしていってたんだけど、ついたときには夜間で土砂降り。車の待合レーンは超渋滞でした。しかたなく少しぼったくられてもいいやと思ってエアポートタクシーに乗ったら、値段表を見せられて5000円近く払うことになった。かつ、その値段にもかかわらず降りたらドライバーがチップを要求。多めに100ペソ(200円)渡したけどもう一枚くれといわれました。Uberならそのチップ額のみでホテルまで運んでくれるので、いわゆる「勉強代」を初日に払うことに。

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フィリピン最大のショッピングモール、SM Mall Of Asiaでは週末に花火が上がる。至近距離で場所取りの待ち時間なく楽しめて感動した。

荷物を持ってくれるのは有料サービス

そこからバンとボートを乗り継いで島に向かうわけだが、ボートのチケットを買うと、「カリボ行きか?荷物はこれか?」と聞かれた。そうだ。というと荷物をもって先導してくれた。なんて便利なサービスだとおもって船に着席すると、先ほどの男が呼んでいる。

「もしかして有料?」「そうだ」

びっくりしたがとりあえず支払った。2人で運んだので一人ずつ50ペソを渡した。額にすると100円ずつくらいなので大したことないのだが、フィリピンは現金社会で、20/50/100ペソが枯渇すると行動に制限が生まれるのでかなり貴重な資源なのだ。

1週間のフィリピン滞在を経て強くなったぼくたちは、帰りは「1つだけ持ってね。20ペソでいいかな」などと彼らをうまく使うことができた。慣れれば快適だった。

帰りの空港でも、Uberから降りた瞬間空港の荷物キャリーを持った兄ちゃんがかってにトランクを載せて「どこいく?羽田?オーケー」みたいな感じで150ペソを課金していった。空港のセキュリティも公認のようでノーチェックで彼は通過していた。

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じゃあお金払うからこの荷物も載せてよ。とお願いして息子も運んでもらう

料金を聞いてはいけない3輪タクシー

 島の交通はバイクのケツに乗るか、バイクに荷車をつけたトライシクルと呼ばれる3輪タクシーが主流なのだが、ここでも最初ぼられた。

メーターなんてもちろんなく、乗る前の価格交渉も基本的にも応じてくれない。「fixed price」とか「minimum fee」だとかいって200ペソくらいとられた。

地元の人に聞くと「how much?とか言ってはいけない。大通りから乗るときはひとり20ペソと決まっているので、その額だけ払って降りればよい。なんか言ってきても無視すればいい」と言われた。なるほど。3回ほどチャレンジした結果、我々は正規価格で乗れるようなふるまいが身についた。

いろんなものに値段がついていない&チップを払う&現金社会のコンボはなかなか衝撃を受けた。

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トライシクル。バイクはホンダとカワサキが多かった。詰め込めば6人くらい乗れる。自転車くらいの速度しか出さないので意外と安全。

10m置きにいる客引きと物売りがすごい

ボラカイ島は観光地として過当に開発されていて、すさまじい。1島1リゾートとは正反対で、天神橋筋商店街のようにビーチ沿いは数キロにわたりホテルとレストランとバーと土産物屋で埋め尽くされている。とても賑やかで楽しい雰囲気なんだけど、10m置きに売り子から声をかけられる。

  • へい、ニーハオ!マッサージ!ジャパニーズ?コニチワー!
  • ヘローサーアクティビティ~?(ダイビングやパラセーリングなど)
  • (その他、スマホケース売りやビーチバッグ売りなど多数)

彼らはコミッショナーと呼ばれ、客引きなんだけど、客引きなのにチップを要求してくるw。すごい。日本人はチップを払ってくれるとかそういう情報共有がなされてるんかな。しかも、1個売り込むともう一個と、アップセル・クロスセルへの余念がない。

ここももちろん相場なんてなくて、大体マッサージだと250ペソ~400ペソくらい。奥様が子供のゴーグルを買った時も500ペソから始まって250ペソで交渉成立した。

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ビーチは所狭しと店が並ぶ。余談だが息子に安いGoProモドキを与えて好き勝手にとらせたのはなかなか良かった。水中もとれるし、本写真のようなやや魚眼気味になっていてこども目線の写真が〇。

夜は光るおもちゃ、雨が降ると全員カッパを売り始める

しかもちゃんと顧客ニーズを理解していて、夜になると一斉に光るおもちゃを売り始め、子連れ客に声をかける。なんだったら子供が遊んでるふりして実は売り子だったこともある。息子も現地の子が「これ振り回してみる?」みたいに手渡されそうになったので「受け取ったらお金払わなあかんで!」と注意喚起してみた。文字で書くと切ないけど、あまりに売り子が多すぎてもはや風物詩として楽しめるようになった。

フィリピンは雨季だったので、30分程度のにわか雨がよく降る。そうなると、どこで商品入れ替えしたのか一斉にゴミ袋みたいな原価5円くらいの雨がっぱを100ペソとか200ペソで売り始める。みんな傘持ってきてるけど海辺で風が強すぎて傘させないんだよね。買ってる人はちらほらいた。

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雨季はめちゃくちゃ風が強くて、カイトサーフィンやパラセーリングを楽しむ人々。

たくましさを見習いたい

これらのたくましさは日本にいると触れることがなかなかないので、米国における子供のレモネード売りみたいに、「おまえもちょっとその光るおもちゃ1個買って、べつの子に売ってみーや」と息子をあおってみた。この島で生きるということはそういうことなんやと。

旅行中、村上龍の「希望の国エクソダス」をもって行って読んだ。日本の元不登校中学生のリーダーが国会中継で「この国にはすべてあるが、希望だけがない」といったセリフがすごくビーチでの経験と対比されて、衝撃的だった。

 

希望の国のエクソダス (文春文庫)

希望の国のエクソダス (文春文庫)

 

 ちなみに英語留学にいってた

とまぁ、お金の面だけ書くとすごくネガティブなイメージを持つかもしれないし、僕自身最初の2日くらいはすごくフィリピンが嫌だったんだけど、1週間もいると「また行きたい・・!!」と思うようになった。むしろ英語留学で1週間とか短すぎた・・

ちなみに最初は子供を外国人と触れ合わせたいという目的で英語留学を奥様がさがし、行かせている間暇なのでということでぼくら夫婦も参加することにした。

パラダイスイングリッシュというところで、個人的にはとてもいい学校だった。同時期にに来ていた台湾人も「ほかの国でいくつかスクール言ったけどここが一番いい」と言っていました。

ちなみに、現地で午後の1コマ目がカリキュラム上空白だったので、日本人スタッフのYOHEIさんにコンテンツマーケティングを講義していたw

peboracay.com

 立ち上げたばかりだけど頑張って記事追加しているので見てあげてください!

特にこの記事が人気みたい。

peboracay.com

Wordpressの基本的な設定、コンテンツ構成とURL構成、GA・サーチコンソールの設定、お問い合わせフォームの設定、Adwardsの設定などなど、ある程度独学で頑張っていたので細かいポイントをお伝えするだけで目に見えて効果が出てきたので良かった。

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日記:マーケ勉強会、PM勉強会を通したまとめ

 今年に入ってからちょこちょこマーケティング的な活動も再開しています。3月には宣伝会議さん、6月にGoogleさんで主に発注主向けのアプリマーケティング講師をしてきました。楽しかったです。

そこから先週は学ぶ側で、マーケティングの勉強会に行ってきたり、pmjpの勉強会に出席したりしました。

もっと顧客によりそう

一連のイベントで感じたのは、まだまだ自分は顧客に寄り添えていないなーという点でした。人間への興味が足りないとよく嫁さんに言われるのですが。

とくにエンジニアからスタートしてマーケをやりだし、広告代理店自体もわりとアドテクコンサルみたいな感じでクリエイティブからは逃げてたので、手法論をこなすだけになりがちだったなと思いました。

手法論は楽しいし、たぶん超短期でいえば関連システム構築も含めてできる人が市場に不足しているので個人的に儲かる気もするのですが、中長期の成長を考えたときにもっと顧客理解力だったり、UXへのこだわり力を上げていかないといけないなと思いました。

マーケやPM組織を育てるには

マーケ勉強会で「組織を育てるにあたり、どこまでデジタルの手法論を学ぶべきか」という自分の質問に対して、うまくいかないときに手法論の知識があれば詰め挽回しやすいが、それよりもまずは自社のカスタマージャーニーマップや事業戦略を代理店にインプットできる担当者を育てよう。という旨の回答いただきとてもスッキリしました。

pmjpでも何回か育成シリーズを担当させていただいたので、同様かなと思いました。b-dashさんの発表で特にそう思って、エンジニアリングを知っていればもちろん良いのですが、そうじゃなくてもPMがやるべきメインの仕事があるんだなと勝手に思うことができました。

www.slideshare.net

効率よくできる事を前提としない

それらをやり通すには、アンラーニングのようなものとともに、「生産性・効率性のワナ」みたいなのをまずは意識しようと思っています。

エンジニアは特に3大美徳(怠惰・短気・傲慢)にあるように、なんでも効率よいものを追求する姿勢があると思うんですよね。

でも、それが行き過ぎると、効率よくできないものには手を出さないという本末転倒な状態になってしまうことがあります。たとえば英語学習とか、より効率のよさそうな方法を探すばかりで全然学習自体をやらなかったり。僕の事です。

広告の現場でも、「種まき」「刈り取り」という言葉があります。コスト対効果のみを追うと買う気満々のお客さんだけを相手に広告を打つ(刈り取り)のが最も効率的に見えるのですが、そうすると徐々に売り上げが下がってしりすぼみになってしまいます。種をまかないから見込み客が来なくなるんですね。

短期的な成果貢献はゼロで手間ばかりかかって悩むかもしれないけど、基盤の成長に泥臭く取り組むところも必要だと自分に言い聞かせるようにしています。

ぜいたくな悩み -4月~連休明けの雑記ノート-

連休が終わって、この悩みを言語化しておきたいのでメモ。おおむね反省文。

僕は今昨年無事立ち上がって拡大フェーズの第一歩を踏み出した新規事業のチームで、プロダクトマネージャーをやっている。

今週査定面談を受けた雑談の場でも話したんだけど、ぶっちゃけいま超恵まれてる。

  • 優秀で数字達成して、しかも開発チームもリスペクトしてくれる営業チームがいる。
  • そのため、開発スケジュールの調整は割と僕の一存で好き勝手決められる。
  • そのため、昨年は手を付けられなかった、「重要だけど緊急度の低い」作業に多少手を付けることができている。
  • 今までの経験上、優秀な人たちは既存事業に持ってかれるのに、なぜかめっちゃ優秀な開発・デザインチームがいる。しかも、今までの経験上、新規事業だとサーバ1、iOS1、Android1くらいの人数しか割り当てられないのに、8人くらいいる。兼務も入れると10人くらいいる。
  • しかも僕も兼務がなく専任でプロダクトオーナーやってる。専任のスクラムマスターもいる。

だいたい、知り合いにはなすと、めっちゃ贅沢やなと帰ってくる。そうやねん。めっちゃいいねん。

なんだけど、今ぼくは2つもがいている。今週ももがいた。

■後継者問題

僕が入社したたった2か月後にメンターをしてくれていた前プロダクトマネージャが異動になった。そこから急にPMを引き継いだわけだ。大企業はいつ何があるかわからないので、後継者を育てたい。でもどうやっていいかわからない。

ドメイン知識、マーケ知識、システムアーキテクト、UIUX、CS、社内政治とまではいかないけど交渉力。これらがある人をどうやって作っていくか。あるいは言い換えるとこれらの機能をどうコスパ良く少人数チームで維持していくか。

逆に僕が苦手とする事務処理能力が高い人がいれば、上記のスキルは低くても全体としてコスパは保持できるのかもしれない。とか。

 

結論としては、今年1年くらいはなんとか異動されないように希望して、僕の独裁?体制でまずは良いプロダクトを世の中に提供することを優先しようと思った。

■雑に仕事投げすぎて期待値を伝えられていない気がする

似たような問題で、僕は人への依頼が苦手だ。人に甘く接する(かわりにドライに自主的に成果をあげにくるか見る)か、逆に期待をかけている人に圧をかけるかしかできない。極端だ。

緊急じゃないけど重要な問題に取り組む事が増えたときに、各々の裁量にまかせて、あななたたちスペック高いからええかんじにやっといてくだしあ。って丸投げしちゃったことで、なんかずるずると長引いてしまってる気がした。

あれ、まだそれやってるんですか?みたいな自分の気持ちが芽生え始めてでも言いずらいな・・・嫌われそう・・みたいな葛藤があった。

電通労働問題でも言及したんだけど、システムアーキテクチャでも、クリエイティブでも、時間をかければかけるほど良いものができたりする一面があるし、そういう挑戦する時間が専門職のスキルアップにつながっているとも思うのですが、いかんせん時間は有限。

とくにクライアントワークのように明確な締め切りがないものは、どれくらい時間をかけるべきか見積もるのは至難の業で、やればやるほど新たな可能性やよりよい方法がみつかったり、アイデアが浮かんで調査したくなったりする。

そこを労働時間マネジメントしないと、毎晩深夜まで試行錯誤して健康を害するし、労働時間マネジメントだけで解決しようとするとプロジェクトが遅延する。穴の開いたツボほどではないのだが

 

という原因に今週やっとたどり着いた気がする。ほんと自分のマネジメント能力がなさすぎる。

締め切りに十分余裕がある、でも重要なタスクをたくさん並列で抱えて、勝手にやってくんないかなーで放置したら自分の想定進捗と違ったという相手がエスパーじゃないと解決できない状況。

そしてそのツケがたまってきて、結果チームの人たちには今週いくつか積み上げ式ではなく無茶な納期ベースでのタスクを振ることになった。そして混乱を生むだろう。このスプリントとこの納期の仕事どっちが優先ですか。どっちもです。全部優先度Sです。ああ申し訳ない。お付き合いいただけると嬉しい。

 

まぁ、前述のとおり年間スケジュールもお任せいただいているので、実際は納期なんて僕のお気持ち次第だしバッファも見ているんだけど、それでもプロジェクトで預かってるリソースのなかで最大限良いプロダクトを届けたいと思ってるんですわ。

飲んだ勢いで書いた。そのうちマイルドに編集する。

 

営業というものについて何が嫌なのか考察した

エンジニアの皆さん、営業という人種は嫌いですか?僕は嫌いでした。

それでも今は、前職で代理店やって、現職で今の営業チームと一緒に仕事して、そこにいる営業の人たちはとても好きだし、素晴らしいなと思ってます。

そして僕自身も、広い意味での営業行為を行う人間に今はなっています。

じゃあなんで、漠然とした営業嫌いイメージがあるんだろうと、この本を読みながらモヤモヤしたものが浮かんできたのでブログに考察しました。思考メモなのであんまり結論はないです。

なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?

なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?

 

 内容は、さまざまな「伝説の」と呼ばれる各国の営業(日本の保険営業レディにも)にひたすらインタビューしていくスタイルで、本書のタイトルにある疑問に対する答えは最後の最後まで考察されないので、途中で読むのやめかけました。原著タイトルはArt of Salesだそうで、邦題のせいでした。

※本エントリでは、営業職につく人を「営業・営業マン」、売り込みに関する一連の流れを「営業行為」と表記します。

結論から言うと、「営業行為は人生そのものだ」という原著タイトルらしい結論になるのですが、それ以外にも営業を構成する様々な要素が分解されていて読後は満足感が得られるものでした。

僕の嫌いな営業

なぜ僕は営業が嫌いだったのか。を思い起こしてみました。人生で初めて出会った営業は高校の時のバイト先の人でした。彼にはその後本当に本当にお世話になったのですが、当時はやっぱり少し苦手でした。

彼が当時やってたのは、夜間のバイト先と異なりケーブルテレビの営業でした。毎日怒鳴られたりしてもすごくよい成績を出していたと自慢していたのですが、やっぱりぴんと来ないものがありました。

当時のケーブルテレビの営業は、かなり営業インセンティブの高いジャンルでした。いまでも光コラボの訪問販売とかはそうかな。

営業マンという存在は、歩合の給与を得るために、昼夜家に押しかけ、他人の時間を奪い、ケーブルテレビという無くても困らないものを押し売りする、そんなイメージでした。

ほかにも、セールストークも嫌いでした。たとえば南アルプス天然水があった時に、自分からすればペットボトルの水以上ではないものの、営業マンはそれを南アルプスのきれいな雪解け水が地下までしみ込んだ、日本一うまい水だ。と話を盛ります。これも嫌いでした。

  • インセンティブのために売り込みをすることが、顧客の事なんてどうでもいい感じがして嫌だ。
  • 飛び込み営業は、顧客の時間を一方的に奪うからいやだ。
  • 顧客が当初ほしがっていないのに、そのトークで顧客の気持ちを無理やり変えるところが嫌だ。
  • 顧客に拒絶され、怒鳴られ、かわいそうな目に合うのにやり続ける姿が人権ない感じで嫌だ。
  • 100のものを、120とか150であるかのように誇張して話すのが嘘つきみたいでいやだ。
  • そもそもお金にギラギラしているのがいやしい感じがする。

あとは、自分がエンジニアだった時によく周囲で出ていた営業の嫌なところは

  • 売った後のことを考えずに仕事をとってくる、無謀な値下げをする
  • 顧客のいうことは絶対。でも自分で対応できないからスタッフが振り回される

といったものがありました。

営業マンの葛藤

本書を読み進めていくと、とはいえ企業活動のほとんどで営業はなくてはならず、もしあなたがコピー機のメーカーだったら、やはり営業部隊を組織するかアウトソーシングして売らなければいけません。いいものを作れば売れる時代は終わったのです。

ではコピー機を売る営業は金のために嫌な仕事をやっているかというと、やはり上記のような道徳観・倫理観との葛藤、本当に必要としている顧客にサービスを提供できた時の喜び、目標を達成するやりがいなど、複雑な感情を背負って働いていると本書は解説していました。

本当に成果を出す営業マンは、宗教のごとく売ることが顧客の役に立つと信じたり、顧客と友達は同じだというように人間関係を築いていると紹介されていました。ぶっちゃけ理解できないのですが、スタートアップのCEOとかもクレイジーな人が多いので、なにかトップになる人はクレイジーなんだなと理解しました。

ステレオタイプな営業ではなく、要素分解するとWeb屋も同じ

一方で、要素分解してもう一つ気づいたことは、Webサービス(とくにB2C)を作って運営し成長させていくことは、システムやクリエイティブを用いて営業行為を行っているにすぎない、同じなんだなと思いました。

  • 邪悪なスクロール追随バナーは、なんども食い下がってくる営業と同じでは
  • 長い長いLPや、メルマガ文面は営業トークそのもの
  • KPI至上主義で破滅していくのは営業インセンティブと同じ
  • サインアップしてくれたユーザにバグやいけてないUIで不便を強いるのは詐欺まがいの営業と同じではないか
  • Twitterやストアレビューでぼろくそに書かれるのは人権ない感じだ

などなど。

そう考えると共通の要素が見えてきます。売るべき商品を、その市場で胸を張れるレベルのものを提供する。とかインセンティブとKPI至上主義で本来の価値提供を曲げない。とか嫌な客を無理に追わないとか。

 

そう書いたときに、僕が苦手な人って、営業に限らず高い目標を達成するために周囲を巻き込んで無茶ぶりしてくる人全般なんだなっていう結論になってきました。

高い目標を達成するためには、スタッフ部門に嫌な顔されても、例えば1週間前依頼ルールを無視して3日前に依頼してくるとか、無謀な割引して大口顧客を開拓したりとか。

でもそういう人がやっぱり会社を成長させていく割合が高いので、経営的にはそっちの方が大事だし、そういう人たちのおかげでボーナスもらえるんだなとも思います。

なので、苦手だけど能動的に巻き込まれて応援しようとは思っています。そもそも人づきあいが苦手なのですが。

マーケティングオートメーションからの営業フローは好き

ところで、本書でもすこし触れられていたのですが、マーケティングオートメーションをはじめとする営業フローは個人的にとても好きで、こういうのなら自分がやるのもありだなと思いました。

  • コンテンツマーケティングなどで、一般ユーザから興味がある人だけをマーキング
  • メルマガ購読など、興味の強い人だけを選別
  • スコアが上位になると営業チームがまず電話でヒアリング
  • ニーズがあることが分かったうえで商品説明し契約

バリバリ営業属性の人でなくてもわりと無理なくできると思いました。エンジニアでも常駐先でクライアントの人が困ってて、自社の別のチームがそれの解決策を持っていれば、ほんなら買う買わないは置いといて別のチーム紹介しますよっていうくらいできるよね。

 

少し話がそれました。上では触れていませんが、商品価値の誇張については、誇張ではなく多面的に説明しているだけだと商品企画に携わってから思うようになりました。

薬が飲みたい人にとって水は混ぜ物がないことが重要だし、マラソンランナーには失った水分補給だし、備蓄の場合は賞味期限が重要だし。

モノやサービスはひとつでも、その価値は受け取る側の数だけ微妙に異なることが多いです。

売り込み力はすべての人に必要

最後に、本書の最初のほうで触れられていましたが、ステレオタイプな営業マンではなく、広義の営業行為は、みんなにとって必要です。僕も息子にいつか教えたいと思っています。

転職するエンジニアは、なぜ自分を雇うべきかを売り込むし、彼氏彼女と付き合うのも売り込みだし、もっと細かい話でいうと、なぜこのプルリクがapproveされるべきなのかも売り込みの一種といえます。

そこには、人間というめんどくさい相手をhackして、相手がほしがっているものや価値観に寄り添い、そこに応えていくという大変な活動があるようです。

ディレクターでもWindow関数が使えるようになる!ビッグデータ時代のSQLレシピ本

ぶっちゃけ、この本をみるまで、SQLにこんなにたくさんの関数があること知りませんでした・・Webアプリで使うSQLと分析でつかうSQLってこんなに違うんですね。

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献本いただいたのでレビューです。来週発売で予約開始してます!

ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ

ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ

 

 SQLレシピということで、500ページにもわたる本書のなかみはSQLだらけなのですが、目次を見るとワクワクしてきます。

たとえば8章

検索機能を評価する

1 NoMatch率とそのワードを集計する 

2 再検索率とそのワードを集計する 

3 再検索ワードを分類して集計する 

4 検索離脱率とそのワードを集計する

サイト内検索のエンジンがいけてない場合に、どうやって改善すればいいかを具体的な考え方でまず教えてくれて、さらに集計するにはどういうSQLを投げればいいかまで書かれています。

SQLの書き方はわかった。でもそれをどう活用すればいいの?ということが現場のプロだけあって実戦で即役立つ事例が集まっています。

他にもレコメンドエンジンを作るSQLも載っています・・・恐ろしい子

レコメンド 

1 レコメンドシステムを広義に捉える 

2 このアイテムに興味がある人はこんなアイテムも見ています 

3 あなたにオススメの商品 

4 レコメンドシステムを改善するポイント 

5 表示時におけるポイント

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もちろん、よくある Webサイトのユーザーの行動分析も非常に詳細にかかれています。SQLの本なのですが、分析のやり方から教えてくれるのでディレクターでも読める、あるいはデータ分析チームがある程度おぜん立てしてあげれば、「ここよんどいて」って渡すのにもいいですね。

もちろんSQL部分も充実!

とはいえ、本書はSQLの本なので、素晴らしいのはDBごとの書き方をすべて書いてくれていることです。

PostgreSQL Hive Redshift BigQuery SparkSQLに対応しており、

Hive Redshift BigQuery SparkSQLの場合、SELECT文とUNION ALLで 代用可能

のように、特定のデータ基盤ごとのクエリの書き方を用意されているので、ほとんどの現場で即使える本だと思います。

 

データの分析を行うすべての現場に必携の1冊です!うちの会社のメンバーにも紹介しましたが、「これはありがたい」といろんな部署から見せてと言われました笑

 

ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ

ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ