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ku-sukeのブログ

Just another hatena blog

じゃあどこまで機能をいれこむかという話(習熟度とUI)

「設定次第で何でもできる万能アプリ」がクソアプリである理由と、その向うにあるパラダイム - Memorandum by zerobase

 

一連のUI記事、勉強になって楽しいです。じゃあダメなことは分かったとして、現実問題どうしていくかって話なんですが、そのまえに習熟度の話を考えてみたいと思います。

 

「設定次第で何でも出来る万能アプリ」は、少し伝え聞いた程度では、「何ができるアプリなのか」が分からない。そういうものは、一般に、インストールされることはない。

 

子供の自転車の練習させるとき、まずコマ付きで乗らせてこぐ力を養います。次にコマとペダルを取っ払って、地面をけって進むことでバランス感覚を身につけます。最後にペダルをもとに戻して練習させました。

 

Twitterの場合、まずはじめにおすすめユーザをフォローさせられ、なんか知らないけどニュースや著名人の発言が流れてくるところから始まります。次に気になる人や、知人をフォローしてパーソナライズします。そのうちつぶやいてみることもあるでしょう。

参考:過去3カ月間でツイートしたTwitterユーザーは3人に1人しかいない衝撃?の事実 | SEO Japan

 

つぶやきが日常化すると、mentionも多く発生し、一日のうちTwitterに触れる時間が長くなります。タイムラインの未読件数が3桁になり、朝未読を消化するのが難しくなってきます。

 

さらにフォローが増えて4桁になってくると、リストを使って管理したくなるでしょう。DMも使うかもしれません。そのうちツイ廃になって、ボタンひとつでパクツイする機能が欲しくなるかもしれません。

 

・・・

 

さて、この流れで「ユーザ」は一人ですが、求める機能はそのステージごとに異なります。登録したてのユーザにリスト機能は不要なのですが、フォロー数が4桁5桁になると、読みたい人だけをリストに入れる感じにしないと「使いにくい」のです。

 

タイトルで書いた習熟度とUIというのはそういう意味で、やはり初めてのユーザにTwitterクライアントを訴求するのであれば「あの人のつぶやきが手元で読める、楽しい!」を全面に出すのがいいんじゃないかなと。

 

じゃあ、慣れてきたら設定でオンにすればいいじゃん!やっぱり間違ってない!

 に関しては、「ユーザがすでにインストール済みである」という状況下ではある程度正解だと思います。しかしながら冒頭のゼロベースさんの記事でもあるように、そこを売りにしてしまうと初心者が手にとってくれない。隠せば上級者が気づかない。というマーケティング上の問題が発生してしまうのです。

 

これがゲームであれば、ウリ文句と機能のオンオフが無関係なのでうまくいきます。たとえばにゃんこ大戦争

にゃんこ大戦争
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 インストールしたてのメニューはこんなかんじ

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んで1周終わったくらいだとこんな感じ。

 

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ユーザーの習熟度に応じたUIになってますね!素敵!

つまりUIの複雑さや高機能さが、インストールしようと思う気持ちに影響するようなプロダクトに関しては、複雑なものは万人受けしないよ。ということです。ようするにユーティリティね。

 

あとはビジネス的な問題

そんな自分は、デスクトップクライアントはCrowy、モバイルクライアントはJanetterをつかっています。複数のリストをさくさく読める高機能クライアントじゃないと使いものにならないのです。

 

じゃあメニューで機能設定が山盛りできるJanetterはクソアプリかというとそんなことはなく僕にとっては現時点で一番好きなクライアントです。しかし、万人がつかう「公式クライアント」としては複雑すぎて失格かもしれません。謳い文句にも書いてますしね。

一歩進んだTwitter体験をしたいあなたにぴったりのアプリです。

 なので、UIというのは単純解ではなく、ターゲットとするユーザのモデルにおうじて特化したほうがいいのです。しかしこれは単に表層的なUIの範囲を超えてマーケティングというかプロダクトの戦略にもなりますので、UIを考えたかったらまずプロダクトのゴールを考えましょうということでひとつ。

 

 

読むのが面倒な人向けひとことまとめ:

なんでもできるアプリは万人には受け入れられない、それなら超高機能クライアントとして月額5万円くらいで一部の企業ユーザ向けに売るといいよ。

(こういうの:http://socialengage.jp/price/