ku-sukeのブログ

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オープンソースのホスティングコンパネ、VHCSを数分で試す。

 このあいだ、ISPConfigを試してみる - ku-sukeのはてなダイアリーで苦戦したんだけども、そのとき「もうちょっとがんばってみよう」って気にならなかったのが、あんまりデザインが気に入らなかった事です。日本語化もされてないし、バージョン3に期待ですね。

そんなところに、また別のホスティング用コントロールパネルを見つけたので使ってみた。それも数分※で!

VHCSとは

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VHCS is a Professional Control Panel Software for shared, reseller, virtual and dedicated server management.

要するにcPanelとかのレンタルサーバ管理ソフトのオープンソース版です。

VHCSを手っ取り早く試す

には、VMwareを使う!!!!
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VMwareには、アプライアンスマーケットという構築済みVMのダウンロードサイトがあります。
ここでVHCSで検索すると、vhcsとApacheなど一式が入ったDebian3.1のVMが手に入ります。
(といってもtorrentファイルなので、BitTorrentなどで入手になります。かつ上記サイトではリンク切れになっていたので、僕はTuxDistro.com : "VHCS VM - Virtual Hosting Server with an Open Source Control Panel"からダウンロードしました。ウィルスチェックもね!)

VM起動する

起動するとすでに全てが稼働済になるので、adminアカウントでログイン(パスワードはsafe4u)する。su してifconfigをたたいてDHCPで取得したIPアドレスを確認。そのアドレスで既にVHCSが稼働しているので。

http://(IPアドレス)/vhsc2/

でアクセスする。adminアカウントが作成済なので、adminアカウントでログインします。

VHCSの画面


はこんな感じ。写真はhiroron Labs さんの所から日本語パックを適用した物です。

管理側からはおもにサーバ情報の閲覧と、ユーザの管理が行えます。

リセラーの作成

まずは、サーバー管理者の立場から、販売代理店(リセラー)を作成します。自分で使う場合はresellerなど、適当な名前で良いと思います。このときに割当IPアドレス(後々バーチャルホストで使う)がDHCPの物と違えば先に「システム管理ツール」から設定しておきます。

この代理店単位で、各種容量制限やアカウント数の制限ができるので、うっかり忘れないためにもサーバーの許容量(空き容量ーOSなどシステムが使う分をのぞいた量)を割り振ってあげればいいと思います。

リセラーでログイン

ユーザーは管理者アカウントでは作れません。あくまで代理店が作成します。
同じように制限値を加えてあげて、使っていいドメイン名を割り当てると自動的にバーチャルホストの設定が行われます。
また、ユーザアカウントでは、与えられたドメイン名に自由にサブドメインを割り振る事が可能です。

ユーザーで使ってみる


ユーザ側のUIもシンプルで結構使いやすいものになります。主な機能は、メールアカウントの管理、サブドメインの管理、FTPアカウントの管理、MySQLのDBとユーザの管理、エラーページやBasic認証などもWebインターフェースで行えます。これは結構便利です。

debianは触った事ないんですが、ubuntuでも動くみたいなので、次はマジインストールをためして見ようかと思います。