あらすじ
自宅にAdBlock型dnsサーバを立てたくなったku-sukeは、ついでに古くなったLinkStationのリプレースを検討する。いろいろ方式はあるがどうもNextCloudPiがよいようだ。ハードはOrangePiとWDのSSDを買ってさっそく構築してみた。
前回の記事の続きです。自宅の環境すべてで自動的にAdBlockされるのは意外といいものです。スマホゲーム内のインターステーシャル動画とかもほとんどでなくなりました。
さて、がんばって200GBくらいバックアップを取ったのですが、よくよく調べたところファイル名が日本語のところが見事にぶっ壊れており、躊躇なく初期化しました。やりなおしです。
調べてみるとLinkStationにはUSB接続の外部ストレージにバックアップする機能があり、ext3に対応していました。これ幸いとssdをext3に変換し、標準機能を使ってバックアップしました。速度は遅いらしく4-5時間かかった気がします。
バックアップ済みのssdをorangepiにマウントし、ext4に変換します。
$ sudo umount /media/ssd
$ sudo tune2fs -O extents,uninit_bg,dir_index,extent,flex_bg,huge_file,dir_nlink,extra_isize /dev/sda1
$ e2fsck -fDC0 /dev/sda1
一部修復も行われ、無事読み書きが確認できたので、UUIDを調べてfstabに記載します。
UUID=dc33d819-3add-XXXX-XXXX-7a88712d8311 /media/ssd ext4 defaults 0 0
このバックアップデータは、普段使わないため、NextCloudとは別の領域に格納し、宅内環境でSMB経由でのみアクセスします。
NextCloudのフォルダ同期を試す
これでひとまず完成なので、実運用に耐えうるのかテストしてみたいと思います。使い方はやや特殊で、OneDriveみたいにDocumentsとDesktopを複数マシンで同期してみたいと思います。OneDriveの場合はDocumentsをクラウド同期にしてしまうとパワポとかが保存時にクラウド上に書き込むのを待ってしまうのですが、こちらならサードパーティ製なのでそのようなこともなさそうです。
Pixel 3aからもすぐに確認出来て、米国にサーバがありそうなクラウドストレージの10倍以上サクサクなので意外といいかもしれません。