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1GB/1円 衝撃のAmazon Glacierを早速使ってみた

【AWS発表】 Glacier – 1GBあたり月額約1円で利用可能なアーカイブストレージが登場 - Amazon Web Services ブログ

というわけでS3以来の衝撃だったので早速使ってみました。がしかし未だダウンロードは時間まちで試せていません。まずは概要のレポートです。

Amazon Glacierとはなんぞや

 一言で言うと、いつでも手軽には取り出せない代わりに、安く長く安全に大量にデータを保存してくれるサービスです。1GBあたり月額1円と、Amazon S3の十分の一の価格で、MacBookAirのSSD256GBをフルバックアップしても、月額256円しかかからないのです。

Dropbox的につかえるの?

 使えません。アップロードしたデータを取り出すには、申し込みリクエストを送信してから、3、4時間待つ必要があります。

つまり利用用途としてはお気に入り動画を何年も安全にバックアップしたい。DVDに書きだしたけどそれだけだと不安だし、、、という場合だと、DVDが読み込めなくなってはじめて3〜4時間かけてバックアップを取れば済むので向いていますね。

とはいえメインのユーザは企業でしょう。毎日ログが圧縮しても10GB出る企業だと、月間300GB、年間3600GBですが、それだけのログを保管しても月額3600円しかかかりません。使用頻度は低いけどいざというときのために残しておきたいデータは全部ここに入れとくと良いですね。

あとはMySQLのダンプデータを日次でバックアップしているが、3日以上前はGlacierに保存して手元からは削除してしまうということも考えられます。

基本的な流れ

ぼくはJAVA SDKを使ったのですが

  1. コンソールでボルトを作る
  2. JAVA SDKでアップロードプログラムを書く
  3. アップロード完了まで待つ(アップロードは速い)

以上です。アップロードプログラムは8行くらいで書けるので、汎用的に引数を受けて再帰的にアップするような感じにしておけば、SCPっぽく使えそうです。

注意点としては、アップロードしたファイルごとにArchive IDが発行されるので、それをなくすとAPI経由では取り出しができなくなりそうな感じです。ここ詳しい方もし違えば教えて下さい。

ダウンロードしたい場合は

  1. Archive IDを指定してダウンロードリクエスト
  2. Job IDをもらう
  3. Jobが完了したら指定したJob IDのoutputをダウンロードする

という流れのようでした。

使い道は限定されますがかなり破壊的なプロダクトがまた増えましたね!仕事でも活用していこうと思います。

Amazon Glacier (低価格アーカイブストレージサービス) | アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語)

続編書きました!
1GB/1円のAmazon Glacierを個人でも活用する方法 - ku-sukeのはてなダイアリー