Web屋っぽい意見を書いてみる。iPhoneの登場で(というかもっと前から)PCサイト、携帯サイトにつづく、第3の選択肢が出てきたように感じる。ここではそれらを「セカンドデバイス」と呼ぶ事にする。
このセカンドデバイスにはどういった物が含まれるか具体例を挙げてみると
- iPhone(320×480 指タッチ)
- WindowsMobile端末(600〜800×480 タッチペンや十時キー等)
- 携帯のフルブラウザ(320〜640×240〜480 十時キー)
- wii ( 800×480 wiiリモコン )
- PSPブラウザ(480×272 アナログボタン)
- DSブラウザ(256×192×2画面 十時キー等)←これは以下の話題だと画面狭すぎかも
といった「PCサイトは見れる、けどそのままだとちょっと不便かな。。。」といういわばいままで「簡易ブラウザ」の様に扱われてきたデバイスたちなのである。
ほとんどのサイトオーナーが最適化の必要を感じるほどアクセスシェアがなかったので、これらのデバイスに最適化されたサイトというのは広いインターネットの海の中ごく一部であった。
ところが、ここ最近の携帯電話の高解像度化やiPhoneやWindowsMobileなどのスマートフォン端末がどんどん世の中に出回るにつれ、僕はふとおもった。
「これって新たなWebサイト制作のカテゴリになるんじゃね?」と。これが表題のセカンドデバイス最適化につながる。
何がいいたいかというと、PCは高解像度化で1280以上の幅がドンドン増えているし、ガラパゴスケータイサイトは後方互換のためにいろいろと制約が有る。その隙間を縫ってこのセカンドデバイスたちに最適なサイトを制作する価値はあるんじゃないかと。
このセカンドデバイスの共通特徴は以下のとおりである。
- 画面幅がそんなに広くない(800の解像度があっても、文字が小さくて読みにくいので結局拡大したり)
- Javascriptがそこそこ使える
- CSSがそこそこ使える
- 入力デバイスが貧弱(iPhoneはリッチだと思うけど)
- Cookieが使える
- 容量制限がタイトではない(もともとPCサイト表示を謳っているため)
つまり、サイト制作としての知識はPC向けそのままでほぼ大丈夫なんだけど、
- 画面幅を320〜480程度のリキッドにしておいて、
- 文字やリンクを大きめのボタン等にする。
- 縦長になりがちなので上に戻るリンクを随所につける。
といった画面のレイアウト調整だけで、cookieとかでセッションを使ったりPC用のJavascriptで簡単なアニメーションUIを入れたり、そういったPCサイトと同じサーバ側のアプリで、しかもケータイサイトを作るより大幅に少ない労力でセカンドデバイス最適サイトを作ることができるはず。
という訳で、あなたも明日から「セカンドデバイス」という知ったかワードを普及させませんか?www
Web屋のすごい人が、「これ一枚でセカンドデバイス対応できるサイトテンプレート一式」とか作ってくれないかなぁ。