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ku-sukeのブログ

Just another hatena blog

スキルセットの「up2date」をどうするべきか

 デブサミ関西(絶賛受付中w)前ということで、ちょっと自分の職務領域に含まれるものの、そこから離れていち中途エンジニアとしてブログに書くことで整理したいと思います。このへんに関する情報を引き続き模索しています。


昨今の「即戦力採用」に対して、そして採用された私達、あるいはこれから活躍の場を変えてみようという人たちがどうしたらいいのかなーと思うことがあり、しばらくいろんな人に意見を聞いてみたりネット上をさまよったりしてみました。


ちなみに最近だと今年のIVSの書き起こしの質問者1さんの質問でも、このようなやり取りがありました。
日本最大のITイベントで語られた、ITベンチャーのホンネ | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 私はエンジニア出身で、かつそのエンジニアをどうやって、育てていくのかっていうのを、人生のテーマにしているところがあるんですが、その獲得という面でエンジニアがそれだけ注目されるんだというのは、すごくうれしい反面、獲得でなくてやっぱり育成という、エンジニアの母数が増えるというふうにより進むといいなというふうに思っていて。

それに対して守安社長が

なので、うちも新卒でとった大体半分ぐらいをエンジニアにして、エンジニアの経験があるかないかにかかわらずエンジニアにしていて。ただ期間に関しては、僕は半年間だったんですけど、多分自分の能力でいうと3カ月で十分でき..

社内の中で1年、2年営業とか企画をやらした人間に、エンジニアのほうにいわゆる職種を変えさせて、そいつを新卒と同じように、半年間ぐらい研修させるっていうこともやっていますので、うちはかなりエンジニアに対しては育成っていうことをやっています。


というお話があるんですが、新卒や非エンジニアじゃなくて各社が中途採用した僕のような普通のエンジニアは、育成されるべきかっていうと言い方悪いんですが、業務をこなしたり各人の自主的な成長に任せっきりでいいのかっていう部分が知りたいと思いました。

ぼくら中途採用者はどのようにスキルセットをup2date*1すべきか。

雇用流動性とスキル硬直化

 なんとなく、僕らがお手本にしがちな米国のエンジニアって雇用が超流動的だから、雇う方もすぐ雇ってすぐにクビ切るし、雇われる方も楽しくって条件のいい仕事につぎつぎ移るし、日本もそうあるべきだ!ってずっと思ってたんですよね。

 ところが日本って(システム的・文化的に)アメリカほど簡単に解雇できないように思うし、長く勤めることでその組織に最適化してスキルが硬直化しちゃいやすい気がするんです。
前職の頃から採用には関わってきたのですが、異業種でなくても、基幹系で超お固いお仕事をしてる方が、日々要件が変わる自分の現場でマッチするのか?というところにはなかなか自信がもてませんでした。

即戦力か育成か

 結論から言うと、1か0かじゃないな、というところで落ち着いたのですが、そりゃ採用時点でのスキルセットが現場で求められているものとマッチしていればしているほど良いに決まってます。しかしながらある時点で特定の現場にマッチしていたからといって、この変化の激しい業界ではものすっごいスピードで陳腐化していきますよね。

 例えばいまどきガラケーでふるーい端末のバッドノウハウを吸収するスキルを持っていても、さほど活躍する現場はありませんが、そのバッドノウハウへの立ち向かうメタスキルは、現状のAndroidのカオスな状況に応用することは可能だと思います。

差分を誰がどうやって埋める?

 でも、ですよ。そのガラケーのノウハウとAndroidのノウハウの「差分」を誰が埋めるのか。「転職市場」にすでに出ている人においてはその時点で「できるか?できないか?」が問われることが多いのでこの場合、差分を埋めるのは「その人自身」になると思います。

 では転職市場に出る前、あるいは出て転職を果たしたあとのエンジニアはどうあるべきでしょうか。個人的には、いつ食いっぱぐれるかわからないし、そもそもプログラムが好きなので、家でもコード書いてるし勉強会で発表したり本を読んだりするんですが、どうもみんながそうじゃないと思うんですよね。

 そこで育成だと思うんですが、新卒とか非エンジニアをスタート地点にたってもらうための教育プログラムというのはよく聞くのですが、スキルもバラバラな「普通に業務をこなせる」エンジニアを「とてもよくできる」エンジニアにするための育成って必要だと思うし、あまりネットで見かけないんですよね。

 なんで「とてもよくできる」エンジニアであるべきかって言うと、現状の転職市場が「とてもよくできる」エンジニアを殴り合いで奪い合って、「普通のエンジニア」が売れ残ってしまうように感じるんですよね。それはグローバル化ももちろんあって、日本語縛りを外すなどして、技術力以外のしきい値を下げれば、育てるより優秀なエンジニアを採用したほうが安くて早いもん。

それでもみんなでスキルセットを最新化したい

 勝手に勉強してろよksgと聞こえてきそうですが、まぁなんとなく便利なサイトがあるといいよねーと妄想しています。gitHubでコードを書き、StackOverflowで質問して、みたいな流れの中に、自分のレベルにあった新しいスキルをテストできるサービスがあるといいなーと思いました。CodeIQは結構近いんだけど、あそこまで転職を意識せずに、もっと誰でも何度も受講することができて、それがoDeskのCertificate Skillsみたいに表示されて、みたいなサービスがあるといいなと思いました。

 eラーニングとチェックテストを合わせた感じの、入門よりもっと込み入ったスキルのサイトですかね。コードなにがしとかどう書く?orgの要素もあってもいいですね。

 問題を提供するのは、技術書を提供するオライリーとか技評とか翔泳社とかが、この本を読んだらクリアできる○○みたいな理解度チェックを提供して販促につなげたり、自分の勉強の成果を活かしてチュートリアルやテストを書いてみると。

 あとは勉強会ですが、詳しくは言及しませんが人材紹介会社が介在する場合どうしてもキャッチーな内容になりがちで、もっとコアな勉強会っていうのはなかなか少ない気がしていたりします。こちらももっとコアな勉強会をオンライン・オフライン問わずしていきたいなーと思っています。

全くまとまりのない話になってしまったけど

 今のオンライン学習補助環境も勉強会にも満足行ってなくて、自分がスキルを身につけるには専門書を買って自分の時間にコードを書いてわからないところをググったり英語のフォーラムに質問書いたりブログを書いてあたまんなか整理する。という感じなのですが、それが(まぁ分量は仕方ないとして精神的に)敷居が高いと思う人のための支援があってもいいなーと思うのです。引き続き考えていきたいです。

*1: up2dateとはRedHatとかでパッケージを最新にするコマンド名ですが、ここではUpToDate、つまり最新にするという意味で使ってみました。